そして自身のデザインから、メガネを手作りしていってもらう段階になった。
板の状態から、どのようにメガネになっていくのかを体験して欲しかった。
生地も決まり製作が始まった。
レンズ溝が入ったり、
パットが付いたり毎週何処か変化があるよう飽きさせない事を心掛けた。
Tシャツでも暑く感じる季節になってくる頃、大まかな形になった。
授業では集中してる為か時間流れはアっという間だったが、授業の後ではドっと疲れた。
「ふ~っ」とため息をつきながら、メガネをしまっておく箱に目がいった。
僕がいた。