黄と紫の隣に。

日中、空は光の弱い波の青の世界に包まれる。

 

夕方、太陽と地表の距離が遠くなり強い波の赤の世界が被う。

 

色は不思議な世界だ。白や黒は『色相』を持たないされている。

なので色あいを持つ『色相環』には組み込まれない。

 

 

この色相の環の中で対極の関係を『補色』という。

黄と紫が補色の関係だ。

 

これは私だけの感覚なのか分からないが

紫から見て補色の黄色の更にその先に白があって

反対に黄色から見て、紫のその先に黒の世界があるような気がする。

 

まぁどうでもいい話だ。

 

そろそろ秋の黄節だ。

 

 

 

 

この季節の色も嫌いじゃない。

 

さぁ作ろう。

2022年9月24日 8:48 PM  |  カテゴリー:メガネについて思う事,その他,花日記

出張をして若い巨匠達のメガネの製作の補佐をする日がある。

工房に帰ってから巨匠の意匠は壊さないように修正する日が続いた。

 

 

そして昨日は1日かけてメガネとして形に組み上げていた。

 

組み上げていくと「おぉ~ こんなメガネになるのか!! スゲェ~。」と

巨匠たちのメガネに関心していた。

 

 

 

若い巨匠達が喜んでくれるといいな。

さぁ 結構大変だけど作ろう。

2021年7月9日 6:08 AM  |  カテゴリー:私事,その他

三島由紀夫の最後の小説『豊饒の海 (第四巻・天人五衰)』を読み終えました。

 

第一巻の『春の雪』と、第二巻の『奔馬』

第参巻の『暁の寺』を読んだ感想はこちら。

 

全巻を通し輪廻を見届けてきて80歳を迎える『本多繁邦』と、

4度目の転生を迎えたと思われる青年『安永透』とが出逢い、養子として迎え入れ

2人は一緒に暮らし始めるも、次第に透の悪辣な性格からこれまで輪廻転生を繰り返してきた『魂(アートマン)』とは

全く違う魂だと本多は気付き、贋者とされた透は破滅へ向かっていきます。

首尾の間、互いの内面を口語体で描かれており、読み易かったと思います。

 

物語の終盤に本多が出会うはずだった清顕の転生の『魂(アートマン)』に想いを馳せる文章があり、

 

【転生の出会いは星辰の運行の中で僅かな誤差を生じ、

広大な宇宙の中で別々の方角へ導かせ、

本多が生涯を費やした3つの世代の転身が、本多の生の運行に添うて煌めいた後、

忽ち光芒をひいて、本多の知らぬ天空の1角へ飛び去った。

その何百番目、何万回目、何億回目かの転身に本多はどこかで再会するかもしれない。】

という文は印象的で何度か読み返しました。

 

そして死期を迎える本多が

 

 

第一巻で出家した綾倉聡子へ会いに行き。

 

これまでの清顕の輪廻の経緯を伝えますが、

無常で以外な言葉が返ってきます。

 

その返答から

1巻の情熱的な清顕と聡子の悲恋は何だったのか?

2巻の青年の絶対的な忠義は?

3巻の若さへの渇望は?

そして僕が第1巻を読み始めた認識は真実だったのか?と思わされてしまいました。

 

世界は『物質』によって組成されている『唯物論』ではなく

『認識』によって組成されている『唯識論』に最後は収束された小説でした。

 

父上は「この小説が最も美しい文学だ。」と言って渡してくれました。

僕も美しい文学だと思います。

 

そしてこの物語には『色』が走っている様に感じます。

 

『坂本龍一』の『forbidden colors』が合うと思いますので

最後の曲として添えておきます。

 

 

2020年11月20日 7:22 PM  |  カテゴリー:その他