2隻の船。

7年前の1月に工房を構え船出をした。

平坦では無かったが小さな木造の帆船のような規模でも、作り続けて来られた。

 

2020年の1月の航行中、遠くにあったと思っていた雲は忽ち大きな嵐となって頭上を蔽い

帆船は猛った海に翻弄されるかもしれない。

 

少し時間を遡る事が出来たとして、

メガネに魅せられた20年前の二十歳の丹下くんが海岸に居て、岸から2020年の今の僕を見たらきっと

「お~!すげぇ!! 大変だけど自分の眼鏡作れるようになったんだな!!」と言うと思う。

 

だから絶対に沈めてはいけない。そんな心構えだ。

 

 

そんな中パッと横を向いたら、もう一隻の嵐の中を走ってる帆船を見つけた。

 

glass joy 02の中村君だ。

中村君は冷静に客観的な見方を出来るので、通信をしたく連絡をとってみた。

プルルル~ プルルル~。

 

受話器の向こう側に、嵐の中でもこの微笑みの安心感があるのですな。

そして色々な話をした。

 

目指してる島は違うが、同じ航海術を持っているので

お互い何がこの状況下で出来るかを話した。

 

嵐の中でのこの微笑みは癒しですな。

「そうだな。 お互いに出せる能力を使おう。」と話した。

 

afterコロナ、withコロナ、postコロナと消極的な情報が流れてきて辟易する中、中村くんと話せてよかった。

 

将来を僕が予測する事はたぶん意味がなく

今は僕に出来るメガネの事に熱中すればいい思う。

 

荒れる中でも、とりあえず好きな音楽を聴きながら帆を立てて作ろう。

2020年4月25日 11:00 PM  |  カテゴリー:製作日記,眼鏡店舗

メガネ店の多くは休業や時間短縮をして営業をするなど厳しい状況に

置かれている事は承知している。

 

鯖江の産業も同じで海外、国内の展示会が中止となり厳しい環境は同じだ。

見えない波に飲まれて、これからどうなっていくのだろうかと不安に思っていた。

 

数日前に秋田のmelveさんから連絡がきて

「DAI」をご指名のお客様が来られているのですが在庫はありますか?と問い合わせが来た。

工房には在庫が無かったので、LILY OPTIQUEさんの在庫を送ってもらった。

 

週末には半田のメガネクラフトさんから

studio skyrocketをご指名で来られてるのですが『SWEEPER』の在庫はありますか?と連絡がきた。

在庫していたので発送した。

 

今日は直接ユーザー様から『DAI』を購入したい旨のメールが届いた。

お客様へは直接販売をしてない事を伝えて、鯖江の浪漫堂さんに在庫があったので

店主の小棹さんに対応をお願いして購入して頂いた。

 

こんな時に。。と少し思ったが

それよりも、こんな時でも購入したいと思ってくれる方がいる事が嬉しかった。

 

今夜は枕が湿ってしまいそうです。

これ糧に超絶にカッチョええおっさん用メガネを作ろうと思う。

 

さぁ 起きたらまた作ろう。

 

 

 

 

 

 

2020年4月21日 11:27 PM  |  カテゴリー:studioskyrocketの眼鏡達,製作日記,展示会

日本中の人達が大変な状況の中で、なかなかブログの書き方も躊躇しますが書きます。

 

今年の1月に東京の秋葉原のメイドさんがお見立てしてくれるお店の

キャンディーフルーツオプティカル様から連絡があり

「4月22日に14周年を迎えるので、studio skyrocketさんで何か企画出来ますか?」と相談をうけた。

 

話は少し変わるが、他店と『差別化』の課題はたまに散見する。

 

『検眼技術』、『接客技術』での差別化に注力したり

『フレーム』としては店主が流行や審美眼を考慮して

展示会で厳選したメガネをお客様に紹介していくという形態が多いと思う。

 

お店の独自のメガネフレームを製作する事は生産本数、工場の生産体制の観点から

多くは採用されていない。

 

この事を、これまで少量生産で作ってきたstudio skyrocketの経験を生かせないかと勘案していた。

なのでキャンディ様の相談は挑戦してみる価値があると思った。

 

そして先日出来上がったフレームを送った。

店主の山下さんと話をして、

「14周年を記念した良く出来てると思います。」と言われた。

 

 

現在、東京では緊急事態宣言による自粛要請が5月6日まで出ている。

キャンディさんも要請に応じて休業しているが、力になれるようにステキなメガネを作るよ。

 

さぁ 休憩したらまた作ろう。

 

2020年4月12日 10:27 AM  |  カテゴリー:製作日記,眼鏡店舗,トランクショー