若い巨匠たちと一緒にメガネを作っているのだが
その中の一人のメガネが『ガラ研磨』という工程で割れてしまった。
手作りなので、1点物なので替えが効かない。
なんとか修繕してあげたいと思う。
同色のテンプルの使わない部分の生地を『つぎ木』のような形で移植をする。
中年のオッサンが頑張って、なんとか完成まで持っていける状態にしてあげたい。
さぁ 直そう。
出張をして若い巨匠達のメガネの製作の補佐をする日がある。
工房に帰ってから巨匠の意匠は壊さないように修正する日が続いた。
そして昨日は1日かけてメガネとして形に組み上げていた。
組み上げていくと「おぉ~ こんなメガネになるのか!! スゲェ~。」と
巨匠たちのメガネに関心していた。
若い巨匠達が喜んでくれるといいな。
さぁ 結構大変だけど作ろう。
もう10数年前から糸ノコでメガネを作っていない。
今回、必要があって
板の状態の生地からデザインを張り付けて糸ノコでメガネを作れるか確認している。
レンズをはめ込む為のV溝も昔ながらの方法で入れる事が出来た。
何とかして自分のデザインした一点物のメガネを作りたいと
練習していた頃をふと思い出した。
たぶん僕が高校生だった頃に流行った曲を聴きながら
もう少し他の工程も思い出そうとしている。