大好きな漫画で浅野いにおさんの『ソラニン』がある。
四季の刹那を豊かに切り取った景色と、主人公たちの感情が連動する絵が好きなのだが
今思うと、僕にはそんな輝いて見える青春なんぞ無かったと思う。
ちなみに本は知人に借りパクされてしまった。
またNHKの『トップランナー』という番組も好きだった。
各種の業界の先端を走るクリエイターたちが自分の創造性を豊かに
楽しそうに話していた。
「あ~僕もこんな世界に行ってみたい。」と思った。
しかしクリエイティブな世界に入ってみると、苦しい事ばかりだった。
トップランナーのようにずっと走り続ける事なんて出来なくて、
歩きたい時だってあるよなと思う。
話は少し変わって、
昨日の午後の休憩中、トイレに居た。
便座に座り太ももに片肘をつけ、アゴを乗せ
糞をしながら、緩みきった顔でスマホのメールチェックをした。
脱糞後はおしりを『弱』で洗っているのだが
誤って『強』を押してしまった。
肛門への威力はすさまじく「うっ!!ぐふっ」となった。
メールの内容も、肛門への放水も刺激的な物だった。
しかしズボンを上げながら、ベルトをしめていたら
後方から音楽がドドドッと迫ってきた気がした。
その音楽は『ソラニン』だった。
怖いけど少し走ってみよう。