顔の頬などに触れないようにする為に、
フレームの裏面を削っていく『ハツリ』という工程がある。
これを昔ながらの機械で切削しているのだが、
削りカスが顔面へ直撃する方向で飛んでくるという欠点がある。
顔だけに当たるなら平気だが、たまに瞼に直撃する。
その刹那、
『目がぁあああ!! 目がぁああああ!!! あぁぁあああああ』
となる。
それでも削ってる最中にズレたりする事が稀にある為に、
凝視しなければいけない。
命を削りながら、フレームも削る。
ゴーグルを装着すれば全て解決されるのは分かっている。
けれどもゴーグルは無粋だと思うのでしない。
まぁ素敵な眼鏡が出来ればいいのだ。