そして父上が『丹下』のルーツについて話始めました。
少しばかり前から父上が『丹下』の先祖を遡り、
調べている事は聞いておりました。
先祖は、『伊予国』の『温泉郡』と言われる場所、
現在の『愛媛県』は『松山市』に住んでおり、
『郷士』(平時は農業に従事、有事はお侍さんとして戦に赴く)
をしていた事まで分かったそうです。
そして松山には『丹下』の人達が現在でも住んでいて、
本家の人は『大丹下さん』と呼ばれている事まで教えてくれました。
話を聞いた後、
松山には僕に似た顔の『丹下さん』がテコテコ歩いてるのかと想像するに
あ~会いに行ってみたいなと思いました。
そして鯖江に帰ってきて、手作りぜんざいを食らいながら
温泉郡の丹下さん達が、遠く離れた鯖江で作った僕の眼鏡を掛けて
闊歩してくれたら、それは浪漫のある事だな。と思いました。
さぁ まだ見ぬ『丹下さん』の為にまた作るか。