レンズの形

玉型(レンズの形)は時代の流れがあった。

その変化の様は色々だが、素材の開発による変化もあったと思う。

 

ガラス素材の主流から

プラスチック素材が発売されてから、

 

 

『重さ』

の制約から解放されて、とても大きなサイズのメガネも

沢山デザインされるようになった。

 

 

現在では、そのレンズを削る機械

『エッジャー』の加工技術も進んでいる。

 

 

ただ、デザインは本当に難しい物だ。

『OOGA』、『DEEP HALF』もボツ、ボツ、ボツの繰り返しだった。

P1020880今回も何枚かのサンプルは没した。

 

 

ふぅ この時期はこんなもんだ。

2015年11月27日 11:47 PM  |  カテゴリー:製作日記,メガネについて思う事

『あきらめる。』

これは良い印象の言葉ではないが。

 

 

アセテート(プラスチック枠)の材質による、あきらめ。

資金面や規模から出てくる、あきらめ。

色々ある。

 

 

構想から、生地チェックという初期段階で、

メーカーから提供されたサンプル生地の中に

僕の想定した『色』がなかった。

P1020876

『あんらま~。』

 

 

無い物は仕方ないから

想い描いた完成形の修正をしなくてはいけない。

 

この修正を果断に出来れば良いのだが、

数時間たまに数日悩む。

 

今回はありがたい事に

すぐに代替案が出てきた。

 

 

しかし、これまでを振り返ると修正、修正の繰り返しで

製品が出来上がってきたような気がする。

 

 

昨年の今頃、『DEEP HALF』の最初の

テストフレームが上がってきてました。

P1020875

それからこのモデルは2つに別れ

生地の配置パターンは『OOGA』へ受け継がれていき、

 

『DEEP HALF』は、

より男性を意識したモデルとなっていきました。

 

 

 

2015年11月22日 10:14 PM  |  カテゴリー:studioskyrocketの眼鏡達,製作日記

新たな構想が出来始めて

外注先の社長に加工の相談をした。

 

僕 『今回出した「DEEP HALF」、「OOGA」を踏まえて

    次回はこういう加工にしたいのだが、出来ますか?』

 

 

社長 『この加工はすごく難しい! 正直やりたくない。

      生地は生きてるのだから』

 

と言われ、加工上の問題点、加工の温度、生地の性質

お互いの意見を述べながら、

どうしたら、その加工が精度よく上がるのか話し合った。

 

 

まぁ面倒な仕事だと思う。

 

 

それでも

『あぁ…     どうすっかな~。』

P1020852

 

と悩みながら対応してくれる社長には

頭が下がる。

 

 

新しい治具を作って、出来るだけ

生地を安定させながら加工するという方法を試してみる。

 

 

次回はトランクショーのお知らせです~。

2015年11月8日 10:19 PM  |  カテゴリー:製作日記