世界の歴史。2 メガネ編

前回『世界史』の事を書きましたが、

そのブログはこちら

 

番外編として『メガネの歴史』も書いておこうと思います。

 

ちと寸劇風です~。

 

約500年前、サンピエトロ大聖堂の前で

カトリック教会のローマ教皇のレオ10世は呟いていた。

 

レオ10世 「聖ペテロ様のお墓の上に建てたこの聖堂も、だいぶ痛んできたな。修復したいがお金がない!!」

 

部下A 「そうですね。 お金がございません。 教皇様如何なさいますか?」

 

レオ10世 「ん~ 困ったな。 罪を許し、天国へ導かれる『贖宥状(免罪符)』を販売して資金にするか!!」

 

 

そして贖宥状は神聖ローマ帝国で販売され始めた。

しかし現在のドイツ地方の神学者のマルティン・ルター教授がこれに異を唱えた。

 

 

部下A 「教皇様! 大変です! ルターという者が贖宥状はアカン!!と言って

大学内で叫んでおります!!」

 

レオ10世 「やめさせろや! なんとかせんか!!」

 

部下A 「教皇様、出来ません!!さらにルターの書いた本が帝国内に広まって、

我々カトリックに抵抗する者、プロテスタントとして広まってきております!!」

 

 

そして少し時間は流れ、カトリック教会の中から

イグナティウス・ロヨラという人が『イエズス会』を結成し、教皇にこう伝えた。

 

 

ロヨラ 「帝国やスイス、フランスにプロテスタントが増えてきております。

我がカトリックの教えををもっと広める為に、世界に出ていきます!!

そして遠い東に『ジパング』という島国がございます。」

 

教皇 「おぉ! ジパングか。 んで誰が行ってくれるのじゃ?」

 

ロヨラ 「フランシスコ・ザビエル君。 彼に行って貰おうと思います。」

 

続く。

 

 

2019年2月20日 9:10 PM  |  カテゴリー:メガネについて思う事,私事

2015年にフランスで同時多発テロがあった。

 

なんで暴力的なテロを起こしてるのか分からなかった。

そもそもなんでこんな惨事が起こるのか理解出来なかった。

 

事件の後、FACEBOOKで哀悼を示す意の

プロフィール写真がフランス国旗と重ねられた光景を目にした。

 

事件に巻き込まれた方を憐憫に思う。

 

だが理解していないので

自分の意見を述べる事、意思表示が出来なった。

 

と同時にデザインする者として無性に恥ずかしい思った。

薄っぺらい物しか作れないのではないかと思った。

 

だから学ぼうと思った。

遠い東の国から中立の立場で勉強したいと思った。

 

と言っても学生のような強制された勉強でなく

仕事の終わった後で時間に余裕がある時にするだけの、のん気な物だ。

ただやり始めると面白くて、引き込まれた。

 

『YOUTUBE』で現役の先生も投稿されていて、参考にした。

 

のらりくらりと数年やってきて、ようやく『フランス革命』まできた。

 

そして世界史は意外な副産物を僕に与えてくれた。

 

続く。

 

 

 

2019年2月12日 12:51 AM  |  カテゴリー:メガネについて思う事,私事

少し前、『おさえ屋』の社長と打ち合わせをした。

生地を切断し、圧力でレンズに沿わせたカーブを入れてもらう為だ。

 

その際に

「やりたい事は分かる。 けど想いが強すぎ!」と言われてしまった。

 

以前なら憤りを感じただろうが、

社長の言葉が何とも心に染みてきた。

 

具体的に書けば、

『カーブ入れ』という工程は

 

100℃を超える精製グリセリン液の中で温めて、

写真のような金型にはめプレスして曲げていく。

 

今回の生地は11,2ミリと分厚い。

 

なので芯まで熱が伝わらなければ、きちんとカーブを入れられない。

芯まで温めれば、生地が柔らかくなり過ぎる事もある。

 

そうすれば生地がプレスの際、潰れやすくなる。

 

『許容範囲』が小さ過ぎる事を社長にたしなめられた。

 

そして納入されてきた生地を確認した。

色々言いながらも良い物を上げてくれた。

 

話しは少しそれて、

 

『完璧な物』『妥協のない物』というのは響きはいいが、

僕にとってそれは誤りなんだと思う。

 

余白を持つ事も大切なんだと思う。

 

さぁ 削るぜ。

 

2019年2月4日 11:07 PM  |  カテゴリー:製作日記,メガネについて思う事