阿弥陀浄土図 其の一。

2年前からずっと観たいと思っていた仏画があった。

 

その絵というのは奈良の『薬師寺』の『食堂(じきどう)』にある

『田渕俊夫先生』が描かれた、大きな壁画の『阿弥陀浄土図』で、

 

その想いは去年にも『完成したら。』という日記で少しだけ書いていた。

そのブログはこちら。

 

 

これまで、なかなか奈良まで行く事が叶わなかったが

『UQiYO』さんのツアーが近くで催されるとの事で、脚を延ばして行く事にした。

 

 

 

そして一人旅にでた。

 

 

あ~これが『シルクロード』の最終地点の奈良だ。

 

 

最初は仏像彫刻の『薬師三尊像』を拝観する。

 

如来様が座られてる台座に

『古代ギリシャの葡萄の葉の文様』、『ペルシャの蓮華文様』や

『インドの力神』、『中国の四方四神』のシルクロードを渡って影響を受けた物が彫られていた。

 

 

こんな遠くまでロマンだ。

 

建物も見学し、お~っ!!!と言いながら

 

 

『食堂』にある『阿弥陀浄土図』を拝観しにいった。

 

極彩色でいろどられている絵が

下に目線を移していくと、次第に色は薄くなり、

『白』と『線』だけで表現された浄土はただ美しかった。

 

 

更に奥には仏教がシルクロードを渡って伝来する様子の画が飾ってあり、
しばらくボ~っと眺めた。

 

観ることが出来て良かった。

 

 

そして梅の木を眺めて
西方へ行く事はロマンだなと思った。

 

 

夜の部へ続く。

 

2018年5月26日 7:54 PM  |  カテゴリー:私事,旅日記

顔の頬などに触れないようにする為に、
フレームの裏面を削っていく『ハツリ』という工程がある。

 

 

これを昔ながらの機械で切削しているのだが、

削りカスが顔面へ直撃する方向で飛んでくるという欠点がある。

 

顔だけに当たるなら平気だが、たまに瞼に直撃する。

 

 

その刹那、

『目がぁあああ!! 目がぁああああ!!!  あぁぁあああああ』

となる。

 

 

それでも削ってる最中にズレたりする事が稀にある為に、

凝視しなければいけない。

 

 

命を削りながら、フレームも削る。

 

 

ゴーグルを装着すれば全て解決されるのは分かっている。

けれどもゴーグルは無粋だと思うのでしない。

 

 

まぁ素敵な眼鏡が出来ればいいのだ。

 

 

2018年5月18日 11:32 PM  |  カテゴリー:製作日記

昨日は1日中、新型『LO (ろ)』の試作を掛け続けていた。

 
毎回、新型の試作はするけれども

1日中掛け続けるというのはあまりない。

 
というもの装用感に不安があった為、自ら人体実験をしていた。

 
10時間後、、多分、、問題ないと結論した。。

 
けれども、どれだけこれを受け入れてくれる鼻があるのかと考え

なかなか不安がサヨナラしてくれなかった。

 

 

という訳で、一旦眼鏡からは完全に離脱して

工房前にある、秘密の花園の草をむしる事にした。

 

 

お~セダムもだいぶ増えてきたよ。

 


風の心地いいこの季節は好きだ。

パワーが漲ったらまた作ろう。

 

2018年5月6日 12:59 PM  |  カテゴリー:製作日記,私事