若さを叫ぶ。

この季節になると『1年があッと言う間に過ぎる。』とか

『歳をとると一年が早いですね。』という言葉をよく耳にする。

 

確かにその通りだと思う。

工房を立ち上げたのが32歳だった。

 

僕が独立して1年後にglass joy  02の中村君がお店を開業した。

オープンを手伝いに行った際に一緒に撮った写真を見返した。髪はまだ黒々として若々しかった。

 

数年ではあまり変わらない気でいたが、来年『不惑』を迎える僕は鏡を見て

白髪が随分と増えている事を知った。

1年には重さがあるのだと思った。

 

時間の流れが次第に早くなるのなら、相対して出来るだけ重くしたいと思った。

 

 

 

来年もメガネでは惑わされるかもだが、ステキなメガネを作れるよう頑張るよ。

 

 

それでは皆様良いお年を!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月29日 10:12 PM  |  カテゴリー:製作日記,メガネについて思う事,私事

個性を大切に。などとよく耳にする。

 

今回はサイズに関して書こうと思う。

メガネのサイズ表記は18□54や24□44などと表記され、

左が鼻幅を表して、右側レンズの幅を意味する。

 

時代によってこの数値はある程度の傾向を示す。

だから今の時代に合わせた値のメガネを発表すれば安心感がある。

 

だが、作り手としての『独自性』、『個性』は必要だと思う。

 

ただこの『独自性』というものは言葉の響きは良いが

別の表現をすれば『他者とズレた事をする。』と言えるかもしれない。

 

他者とズレた事をする場合、安心感は消える。

 

今試作しているメガネの鼻幅が28□という数値が出てきた。

メガネ雑誌をめくって確認してみてもこの数値は無かった。

 

ただこの鼻幅のメガネがよく見えるのだな。

もう少し考えても考えが変わらなければ進めよう。

 

2019年12月16日 8:39 PM  |  カテゴリー:製作日記

今回は前回の続きです~。

 

ロシアはピョートル以来、貿易で国を発展させたいが

寒すぎてバルト海は長い間凍った。だから凍らない日本海に目が向いた。

 

これを知った日本人は「こりゃ やべぇぇぞっ!!」と立ち上がった。

それが『日露戦争』だ。

 

日本はバルチック艦隊を破りなんとか辛勝に持ち込み、ロシアの拡大を止めた。

 

この頃、眼を世界に向けた時イギリス、フランスそしてロシアを筆頭にして

アジア、アフリカの国々は蹂躙され植民地化していた。

 

戦争の結果を知ったアジアの人たちは

「にっ 日本が.. .あんな小さな国が… .  勝ったよっ!!」となり

トルコでは青年トルコ革命、ベトナムでは東游運動などアジアの独立運動、改革運動に火を付けた。

 

世界の価値観を変えた当時の日本は心底カッコよかったと思う。

 

さて工房に眼を転じてみると

僕の仕事は多数の誰かに影響を与える事はない。

 

ただピョートル大帝や日本の先祖のように自身のやる事に熱中し、カッコよくいる事は大事だと思う。

 

結果として

自分の作った物が他の誰かにカッコええ!!と言われるような眼鏡が出来ていればいいな思う。

 

さぁ また作ろう。

 

 

2019年12月7日 1:17 PM  |  カテゴリー:メガネについて思う事,その他