世界の歴史。1

2015年にフランスで同時多発テロがあった。

 

なんで暴力的なテロを起こしてるのか分からなかった。

そもそもなんでこんな惨事が起こるのか理解出来なかった。

 

事件の後、FACEBOOKで哀悼を示す意の

プロフィール写真がフランス国旗と重ねられた光景を目にした。

 

事件に巻き込まれた方を憐憫に思う。

 

だが理解していないので

自分の意見を述べる事、意思表示が出来なった。

 

と同時にデザインする者として無性に恥ずかしい思った。

薄っぺらい物しか作れないのではないかと思った。

 

だから学ぼうと思った。

遠い東の国から中立の立場で勉強したいと思った。

 

と言っても学生のような強制された勉強でなく

仕事の終わった後で時間に余裕がある時にするだけの、のん気な物だ。

ただやり始めると面白くて、引き込まれた。

 

『YOUTUBE』で現役の先生も投稿されていて、参考にした。

 

のらりくらりと数年やってきて、ようやく『フランス革命』まできた。

 

そして世界史は意外な副産物を僕に与えてくれた。

 

続く。

 

 

 

2019年2月12日 12:51 AM  |  カテゴリー:メガネについて思う事,私事

少し前、『おさえ屋』の社長と打ち合わせをした。

生地を切断し、圧力でレンズに沿わせたカーブを入れてもらう為だ。

 

その際に

「やりたい事は分かる。 けど想いが強すぎ!」と言われてしまった。

 

以前なら憤りを感じただろうが、

社長の言葉が何とも心に染みてきた。

 

具体的に書けば、

『カーブ入れ』という工程は

 

100℃を超える精製グリセリン液の中で温めて、

写真のような金型にはめプレスして曲げていく。

 

今回の生地は11,2ミリと分厚い。

 

なので芯まで熱が伝わらなければ、きちんとカーブを入れられない。

芯まで温めれば、生地が柔らかくなり過ぎる事もある。

 

そうすれば生地がプレスの際、潰れやすくなる。

 

『許容範囲』が小さ過ぎる事を社長にたしなめられた。

 

そして納入されてきた生地を確認した。

色々言いながらも良い物を上げてくれた。

 

話しは少しそれて、

 

『完璧な物』『妥協のない物』というのは響きはいいが、

僕にとってそれは誤りなんだと思う。

 

余白を持つ事も大切なんだと思う。

 

さぁ 削るぜ。

 

2019年2月4日 11:07 PM  |  カテゴリー:製作日記,メガネについて思う事

生地が入荷してきて、『張り合わせ』の加工をした。

 

11,2mm厚という何とも四捨五入したくなる厚みで上げてもらった。

この0,2mmがレンズ溝の削る位置、切削後の生地の安定から見て、とても大事なのだ。

 

また『張り合わせ』の加工屋さんには、

特に張り合わせ面の『綺麗』さを求めて頂いた。

 

上がってきた。

あ~いい出来だ。

 

次はレンズの納まりをよくする為に、生地に『圧力』をかけて

カーブを入れていく工程となる。

 

その後は僕にバトンが渡され、工房で切削して形を作っていく工程だ。

プラスではない色々な思考が、頭をもたげる時がある。

 

けど作りたい物は見えてるので、進めよう。

2019年1月18日 9:16 PM  |  カテゴリー:製作日記