ラブレター。

ラブレターというものを、

たぶん38年の生涯の中で貰った事がない。

 

学生時代も下駄箱に女の子からのラブレターなんて物が

入ってたことなんてのは1度も無かった。

 

展示会がもうすぐ開催される中、ふとポストをみたら封書が入っていた。

それは私へのラブレターだった。

 

『DAI 』を購入してくれ男性からだった。

読んでいくと、購入する動機や、購入した後で「DAIを掛けて鏡を前にするとニヤける。」など

作者の僕がホッコリするような内容だった。

 

あぁ~僕は変なメガネは作ってないのだと認識できた。

そして展示会を目前にして、それは最高の手紙だった。

 

 

「ぅおしっ!」と気合が入った。

 

 

荒ぶる魂から太鼓の鳴る音が聴こえてくるようだった。

「おぉ! やってやるぜ! やったんぞっ!! おらっ!!!」

 

月曜日から東京だ。

少しだけ自信をもって臨もう。

2019年10月3日 11:33 PM  |  カテゴリー:展示会,ユーザー様 写真

10月と11月の展示会を終えたら、一人旅に出よう。

 

もしデザインする事、創作する事が

自身の中の一部を使って放出する事なら

ご飯を食べるように、何か取り込まないといけない気がする。

 

取り込んで栄養になる物の一つは『学ぶ』ことだと思う。

栄養素となる物は、もう一つある気がしてそれは『経験』だと思う。

 

ある映像が流れてきた。

 

この映像を見て「旅がしたい。」と思った。

絵と景色にふれる経験出来たらなと思う。

 

 

まぁ とらえず呑気な旅にしたい。

 

さぁ 他ブランドさんの新作も間に合わせて、

展示会の準備を進めよう。

 

 

 

2019年10月1日 7:51 AM  |  カテゴリー:展示会,旅日記

今日はstudio skyrocketが形成されるまでのお話です。

 

前回のお話はこちら。

 

キクチ眼鏡学校での勉強が本格的に始めり、徐々に『眼の構造』や『検眼』の知識は増えていった。

そして勉学が進んでいく中、ある問題があった。

 

眼鏡学校は眼の関するあらゆる事を学ぶ場であり

望んでいたメガネフレームの『デザイン』の描き方、『設計』してからの具現化の方法が分からないままだった。

 

そんな中、通学を地下鉄の『高岳駅』から『金山駅』までを利用していたのだが

節約の為と、せっかく名古屋を走るのなら自走した方がいいとの考えから

『高岳』~『金山』の間をケッタ(自転車)通学に替えた。

 

 

次第に毎日同じ道を往復するのはつまらないと思った。

時間がある時は帰り道を変えて探検しながら帰ったりしていた。

 

そしてある喫茶店と出くわした。

お店の壁面にはデザインの本、建築の本、工芸品の本が飾られてあった。

 

興味がてら喫茶店に入ってみた。

注文した飲み物を飲みながら壁の本を眺めていた。

 

年輩の店主の方が

「よかったら手に取って見て頂いてもいいですよ。」と話しかけてくれたと思う。

 

時間が昔の事なのでハッキリと覚えていないが

「メガネのデザインがしたいのですが、どうやってデザインしたらいいのか分からないのです。」と伝えていたと思う。

 

そこで店主の方は、お店の2階まで僕を案内してくれた。

そこには沢山の本が並べてあって、手描きのデッサンの本や

精緻な三面図の本を見せてくれた。

 

そして店主の方は

「どんな些細な発想でも流してはいけません。 紙に描いて保存しておきなさい。」と教えてくれた。

 

 

なので『アイデア帳』を作る事にした。

 

 

この助言は僕にとって大きいものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年9月26日 11:19 PM  |  カテゴリー:studioskyrocketが形成されるまで