形成17

鯖江の体験も終え、学校の授業も順調に進んでいった。

 

そしていよいよ就職をどうするのかという事になった。

学校が推薦状を出してくれる小売店の名が上がった。

 

鯖江に行きたい気持ちが強かったが、

学校の推薦どおりに東京の小売店へ就職することにした。

 

検眼等の必要な事は最低限修得し、SSS級認定眼鏡士の資格も取得し卒業をした。

 

ここからが私の苦悩の時代が始まった。

小売店の時代の事はあまり書きたくない。

 

上司から叱責され委縮し、それをバカにされ、また自信を失う。

酷い循環を繰り返した。

 

だから小売店時代の話はここでおしまい。

2022年9月13日 6:48 PM  |  カテゴリー:studioskyrocketが形成されるまで

初めての鯖江に着いた夜、越前海岸添いの宿で豪華な蟹料理が出てきた。

 

大人たちに囲まれ、それを食らいながら、酒を飲み

酔っぱらった僕は「ちょっと休憩しよう。」と平岩君と堤防に行き夜風を感じながら、話した。

「将来をどうするのかな~。」という話だった。

 

平岩君は「俺は地域一番の店にするわ。」と言っていた。

 

そして翌日から初めてのメガネ作りの体験が始まった。

まぁ夢中で作った。

 

あっという間に時間は終わってしまった。

 

中学生の頃からそうだったが、

絵の課題や彫刻の課題は他の宿題より優先してやっていた。

黙々と物を作る事が好きなんだと改めて実感した。

 

後日完成したメガネが送られてきたが

ある人へ贈ってしまったので、現物は手元にない。

 

それを見て

「あ~ちゃんとメガネになったよ。」と思った。

2021年10月15日 7:19 AM  |  カテゴリー:studioskyrocketが形成されるまで

キクチ眼鏡学校の専攻科は2年間で修学する。
2年目入り、就職の事を考えなくてはならなくなってきた。

 

僕はデザインがしたかったので、鯖江のメガネの会社に行きたいと思っていた。

しかし周囲の人たちは小売店での就職を勧めてきた。

 

周りは

「鯖江のメガネは斜陽産業だ。

もし鯖江いって貴方の希望するブランドをやれるか分からないし、

出来たとしても維持させる事も困難だろう。

それよりかは今学んだ事を活かせる小売店に勤めてはどうか。」という話だった。

 

ごもっともな意見だと思った。

 

そんな中、僕の希望を話していた同級生の平岩君から

「実家が加盟している愛知の眼鏡組合で、鯖江で『体験メガネ作り』があるから一緒にいかないか?」と誘ってくれた。

 

僕は「行ってみたい。」と告げた。

 

暫くしてから鯖江の会社からメガネのデザインをする為の用紙が届いた。

僕は描いた。それは楽しい物だった。

 

 

 

初めてメガネとしてデザインした。

そして初めて鯖江に行くことになった。

 

2021年6月22日 7:30 AM  |  カテゴリー:studioskyrocketが形成されるまで