昨日、名古屋の眼鏡学校が主催している
生涯教育へ行ってきました。
眼鏡学校時代に影響を与えてくれた、フィッティングの長濱先生が
退官され、最後の講義との事だった。
『最近の眼鏡はデザインが複雑化や、
樹脂系の物やフィッティング出来ない眼鏡もある。
だから、お客様の顔をみたら一瞬で
どんな眼鏡を選定すればいいのか、判断できる様になりなさい。』
久しぶりに長濱節が聞けていい時間だった。
講義の中に女性の鼻幅、鼻骨について話が及んだ。
鼻骨が低い方や、鼻幅が狭い方が
『眼鏡が下がる』という問題がある。
プラスチック枠の解決策として、
既存の鼻あてを削って、新しい鼻あてを取り付ける
『鼻盛り』という技術で対応する事がある。
学生時代や、小売店で勤めていた時は、
この技術について何も思わなかったが、
眼鏡を作る『職人』になってから、考え方が変わった。
鼻あて1つでもヤスリで曲面をつけたり、バフで綺麗にそして滑らかにしたり
大変、手間が掛かっている。
それをスパっ!と削られて
新参者のパットに取り換えらるは、なんとも虚しい。
なら専用に作っちゃいなさいよ!
職人よがりの考えだが、そんな眼鏡を新型『OOGA』で出そうと思う。
さて、『OOGA』の鼻あてを明日から
ゴリゴリ削ります~。