テーパー角度とアール。

生地を切削する刃物は研磨屋さんに特注する事が多い。

 

現在、製作している型も特注した物を使っているが、

4回の修正研磨してもらう事になった。

 

それはフレームを磨く際に、可能な限りバフ(磨く際の布輪)を入れたいのだが

切削面に思うようにバフが当たらない為だった。

 

その都度、研磨屋さんに『バフ』と『削った枠』を持っていき

『やりたい加工』を伝え、開きの角度、曲率の修正をしてもらった。

 

 

そして改めて納品された。

意匠を崩さず、バフも可能な限り入る刃物になってると思う。

 

細かな対応してくれた研磨屋さんには感謝だ。

 

 

さぁ、また作るよ。

2018年10月11日 10:52 PM  |  カテゴリー:製作日記

今日も『studio skyrocket』が出来るまでのお話しです~。

 

前回はこちら

 

僕が入学したのは『眼鏡光学 専攻科』というコ-スで、

社会を経験した人や、大学を卒業した人に設けられ

2年間で知識、技術を習得するというカリキュラムでした。

 

 

同じ専攻科に入学してきたのは15名位だったと思う。

『専攻科』だけあって年齢はバラバラで、入学してきた動機も様々だった。

 

 

眼鏡店の家業を継ぎたい生徒はもちろんいたが、

 

眼科に勤めており『コンタクトレンズ』の知識をより学びたい看護師さん、

自分の子供に『眼の病気』があり、その眼の状態をもっと詳しく知りたいお母さん。

『学習障害』のある子供たちの眼のサポートしたいという勉強家もいた。

 

あ~色んな人がいるんだと思いながら、

見渡しても僕と同じ動機の同期生はいなかった。

 

 

そして彼らと一緒に、『メガネの勉強』が始まった。

 

つづく。

 

 

 

 

 

2018年9月28日 11:19 PM  |  カテゴリー:studioskyrocketが形成されるまで

今日は『studio skyrocket』が出来るまでのお話しです~。

 

前回はこちら

 

『キクチ眼鏡専門学校』の存在を知った僕は、

当時就職活動中でしたが

 

どんな事が学べるのか、製造会社へ就職出来るのかなど

一度見学して話を聞いてみたいと思い始めました。

 

オープンキャンパスが催されていたので伺いました。

そこで卒業後の進路などを聞いたら、

 

「学生の多くは実家がメガネ屋さんで事業を継承したい方や、メガネの小売店への就職を希望される方です。

授業の中にデザインの科目はありません。

ただ非常に少ないですが、中には卒業生でデザインをされてる方もいます。」

 

と説明を受けた。

 

そうか。ここへ行けばメガネをデザインする所までは行けないかもしれないが

最低でもメガネの仕事に就けるんだなと思った。

 

段々と、ここで学びたいという想いが強くなった。

そして学費を稼ぐためにアルバイトに明け暮れるようになった。

 

親の説得も完了した。

 

入学試験を迎えた。

 

合格通知が届いた。

 

続く。

2018年9月19日 11:10 PM  |  カテゴリー:studioskyrocketが形成されるまで