形成16

初めての鯖江に着いた夜、越前海岸添いの宿で豪華な蟹料理が出てきた。

 

大人たちに囲まれ、それを食らいながら、酒を飲み

酔っぱらった僕は「ちょっと休憩しよう。」と平岩君と堤防に行き夜風を感じながら、話した。

「将来をどうするのかな~。」という話だった。

 

平岩君は「俺は地域一番の店にするわ。」と言っていた。

 

そして翌日から初めてのメガネ作りの体験が始まった。

まぁ夢中で作った。

 

あっという間に時間は終わってしまった。

 

中学生の頃からそうだったが、

絵の課題や彫刻の課題は他の宿題より優先してやっていた。

黙々と物を作る事が好きなんだと改めて実感した。

 

後日完成したメガネが送られてきたが

ある人へ贈ってしまったので、現物は手元にない。

 

それを見て

「あ~ちゃんとメガネになったよ。」と思った。

2021年10月15日 7:19 AM  |  カテゴリー:studioskyrocketが形成されるまで

西洋には『ファムファタル 運命を狂わす魔性の女性』という言葉があり

日本には『あげまん 交際相手に幸運をもたらす女性』がある。

 

ある男が思わせぶりな女性に恋してしまい、恋慕は叶う事はなく男はその悩みに苛まれていた。

幾度と傷つけれ、僕が諦めた方がいいと言っても、男の話は女性の事ばかりだった。

2年位続いただろうか、女性のある挙措が引っ掛かり、男は熱が冷めたと言った。

 

僕は今思えば、優しめのファムファタルだっと思う。

 

逆にず~と冴えない男がいた。

しかし彼は結婚した。先日、夫婦間のLINEのやり取りがたまたま見えてしまった。

すごく小さな幸せが連発しているような感じだった。

 

「結婚しても幸せかよ!」と言ったら、彼はニヤニヤしていた。

奥さんは小さな『あげまん』なのだと思う。

 

もしこの男2人に『女性を描いてください。』というお題があったとしたら

全く逆の性質の作品が出来上がってくるのだと思う。

 

ファムファタルも居れば、あげまんもいる事は事実だ。

 

誰と出逢うのかという事はすごく大事なんだと思う。

それは出逢う女性、男性、両方にいえる事で

それで僕の作っていくメガネは変わっていくのかもしれない。

 

 

2021年10月12日 5:20 PM  |  カテゴリー:私事

途中メガネが割れてしまうというアクシデントもあったが

修理して、なんとか生徒全員のメガネが完成した。

 

 

 

後半の授業では『キクチ眼鏡専門学校』とオンラインで繋いで、より深くメガネの構造や骨格の事の授業をして

 

どうしたらメガネフェスでのイベントの『メガ盛』で勝てるかなど遊びも交えて体験してもらった。

 

 

そして最後の授業になった。

皆が自身のメガネの発表していってもらった。

 

一人の生徒が「このメガネをお父さんに贈ろうと思います」とプレゼンした。

その瞬間、感動のあまり「ええ娘に育っとりますでっ!!」とマスクの下の僕の顔はしわくちゃになり、

鼻水を垂らし、むせび泣く一歩手前だった。

 

『40過ぎたら自分の顔に責任を持て。』の答えとして、僕はブサイクな顔になっていた。

 

そうやってメガネの授業終をえた。

生徒の皆さん貴重な体験をありがとうございました。

そして協力してい頂いたメガネ関係者の方、ありがとうございました。

 

インスタグラムでメガネの紹介してますので

良ければ見てみてください~。

2021年10月4日 6:13 AM  |  カテゴリー:私事